第18話：安心して使える日焼け止め

美白製品の安全性を心配する風潮のなか、今年は美白よりもしっかりと日焼け止めをして、きれいな肌を守り抜こうという傾向にあります。そもそも美白しなくていい状態をキープしましょう、ということですね。だから今年の日焼け止めは例年以上に進んでいて、すでに知られていた紫外線A波やB波に加え、有害光線として新たに透過型A波や近赤外線が挙げられています。

捨てる美容としても、心配な美容は捨てたい。なので心配な成分はひとまず避けて、安心・安全な日焼け止めをしっかり塗るのが今年の正解ではないでしょうか。そこで今回は安全性を謳う日焼け止め製品のなかから、使い勝手のいいものを厳選してご紹介いたいと思います。

まずおすすめしたいのが、オーガニックコスメの元祖 ヴェレダ（スイス）の『エーデルワイス UVプロテクト』。天然成分だけでつくられた日焼け止めクリームです。感触がとにかく軽くて、肌にすっと溶け込みます。香りもほのかだから真夏でも心地よく使えそう。薄いベージュ色をしていて、これが絶妙な下地効果を発揮。肌色を均一に見せます。お出かけしない日は、これにパウダーを重ねれば充分かもれません。さらに、これには注目のエーデルワイスエキスが配合されています。アルプス山岳地帯など厳しい環境でもたくましく咲くエーデルワイスは、厳しい紫外線を浴びてもびくともせず、さらに低気圧や温度・湿度の変化に耐えます。その花のエキスには保水効果や血管を保護するタンニン・フラボノイドなど、美肌に役立つ作用があります。これが紫外線を浴びた肌のダメージを癒すと高く評価されているのです。ほかにも鎮静・保湿効果に優れたアロエベラ液汁や抗炎症作用を持つサンシキスミレエキスも入っています。SPF33 PA＋＋、50mLで2,300円（税抜）とお手頃なのもうれしい。顔だけでなくからだにも使えて、洗顔料やボディソープなどで落とせます。2014年３月15日発売。

ところで日焼け止めって実は、塗り直しがすごく大切だったりします。どんなにいい日焼け止めでも、落ちてしまえば何の役にも立ちませんので。だからカンタン＆気軽に塗り直せることがとっても大切。その点、メイクの上から重ねられる日焼け止めパウダーやチークは、とても便利だと思います。おすすめはエトヴォスの製品たち。まずパウダーは、フェイス用とボディ用があります。フェイス用はSPF50 PA＋＋＋＋の最強数値。なのにノンケミカルでシリコン・紫外線吸収剤・石油系界面活性剤・タルク・ナノ粒子不使用。肌をふんわりキレイに見せる炭酸カルシウムや硫酸バリウムなどのミネラル成分をアミノ酸由来成分で保湿コーティング。またヒト型セラミドやオーガニックアルガンオイルなど配合で、肌をしっとりとさせます。汗ばむ肌の上からもつけやすい、パフ使いのタイプだから、気になったらすぐつけられます。８g 2,800円（税抜）。4月10日発売ですが、３月10日よりwebで先行発売中。

ボディ用の方は肌にするすると気持ちよくつけられて、肌がつやっとキレイに見えます。パウダーをアミノ酸コーティングしているので乾燥せず、同時にシリカやカオリンなどのミネラル成分が皮脂を吸着してさらさら肌にするのだとか。これなら真夏もこまめに塗り直しできそう。SPF40 PA＋＋＋と、日焼け止め効果もしっかりです。こちらは８g 3,300円（税抜）。エトヴォスは数回使えるサンプルがあるので、まずはそちらを試してみては？

もうひとつ、エトヴォスは最新チークにSPF20 PA＋＋の日焼け止め効果をプラスしました。プレストタイプのシェルピンクとサーモンピンクの２色あり、シェルピンクはハッとするほどキレイに発色するラズベリーのようなピンクです。サーモンピンクはぐんと肌なじみが良く、ピンク？ベージュ？オレンジ？といったあいまいな色。どんな肌にも合って使いやすいと思います。それぞれにパール入りの淡い色がセットされていて、後からつけるとふわっと自然に仕上がります。こちらももちろん、肌にやさしくクレンジング剤は不要。何よりチークを塗り直すたびに日焼け止めができる、とても便利なお品です。

今回の原稿を読み返すと、私ってエトヴォスの回しもの？という印象ですね。でも特別な関係はありませんのでご安心ください。ネットで購入する場合などは、同じ会社の製品のほうが送料無料になったりするので、パウダーもチークも優秀だったエトヴォスのものを多く挙げてみました。そうそう、エトヴォスのシアーミネラルリキッド（SPF33 PA＋＋＋）もいいですよ。スポンジでつけるとキレイに塗れます。