第11話：クリアケースの下から2番目:メイクの主役を
クリアケースいちばん下の棒ものコスメで眉とアイラインを整えたら、お次は下から2番目の引き出しを開け、メイクの主役の登場です。あなたのメイクは、リップメイクが主役ですか？ それともチーク？ アイシャドウ？ 私の場合、メイクのトレンドやそのシーズンの気分で主役がよく変わります。先日まではチークメインでしたが、つい最近リップが主役の座に。そこで、下から2番目の引き出しをチークからリップに入れ替えました。とはいえ引き出しごと段を変えるだけですからカンタンです。5つに絞った口紅やグロスのなかから、その日のリップを選びます。カジュアルな服装の日は素の唇をキレイに見せるゴールドベージュのリップグロスを。きちんとしたい日はどんどん濃くなるリップメイクの流れを受けて、とはいえベージュリップに慣れた私でもつけこなせる絶妙なレッド系ベージュの口紅で。お洒落な顔に仕上げたいときは、キャラメルブラウンのリキッドルージュです。
主役のリップが決まったら、次はアイシャドウ。下から3番目の引き出しを開けてリップに合ったアイシャドウをつけます。引き出しにはアイシャドウ用のブラシも3本ほど入れています。濃いめのレッド系ベージュの場合なら、リップを引き立たせるためにアイメイクはほわっと発光するベージュのみに、お洒落なキャラメルブラウンにはグリーンのアイラインにグリーンパールのアイシャドウなどなど。アイラインは一番下の引き出しに入れたリキッドアイラインを細く入れてあるのですが、さらにお洒落な色みを足すために、この引き出しに何色かカラーアイライナーを入れて、アイライナーのダブルづけを愉しんでいます。リップにぴったりのアイシャドウをこんなふうにいろいろ研究するのも、引き出し方式なら楽にできます。
下から4番目にはチークを収納。もちろん大きめのチークブラシも入れておきます。リップや目元が主役の場合には肌馴染みのいいコーラルやベージュのチークを選び、ベージュのグロスなどであっさりしたメイクの場合には少し強めのオレンジチークを合わせます。鏡を近くからだけでなく遠目にも見るようにして、メイク全体のバランスを取るようにします。
ここまでで6段の引き出しのうち、下から計4段をご紹介しました。ちなみに上の2段にはちょこちょこ使いたいスキンケアや小物を入れています。一番上は簡単に開けられるので、しょっちゅうつけるリップバーム類やミニハンドクリームを。2段目には個人輸入したフラウニーズというアメリカのしわ取りシールや、小林製薬のアットノン、黒ピン、デンタルフロスなど、忘れがちだけれどちゃんと続けたいアイテムが入っています。
かつては鏡つきのバニティケースやら大きな戸棚やらドレッサーなどいろいろな化粧道具入れを試しました。が、6段クリアケースにたどり着いてからもう10年以上このスタイルです。時短と素敵なメイク、きめ細かなスキンケアを手間無しでかなえる究極の収納だと思っています。
おすすめコスメ2013年秋、クリアケースにセットした厳選アイテムをご紹介しましょう。
この秋のメイクはリップ中心で、と考えているので、主役を収納する下から2段目には5本の口紅やグロスが入っています。いちばんよく使っている日常使いアイテムはSK-Ⅱ クリア ビューティ リップグロス 431イルミネイト。色はあまりつきませんが、素の唇がきれいになったような印象です。今年の秋はしっかり発色する赤やブラウンがつけたい気分ですが、まだそこまでの勇気はないので、いつもより濃い色のベージュやブラウンを探しました。コスメデコルテ AGMW リップスティックBE374は赤っぽいニュアンスの深いベージュの口紅。アイメイクやチークを変えなくても顔になじみ、ちょっと旬な仕上がりになります。反対にポール＆ジョー グロッシー リップ カラー 07は、渋いオレンジチークやグリーンのアイカラーなどで冒険したときに合わせます。キャラメルブラウンがほんとお洒落です。
下から3段目のアイシャドウの段には、緑過ぎないシルバーグリーンのラメが秀逸なRMK インジーニアス クリーム&パウダー アイズ 04 Silver Greenと、さりげなくボルドーを楽しめるアディクション レディ トゥ ウェア アイパレット 05を入れています。
その次のチークの引き出しには、渋いオレンジがたのしいRMK シアー パウダー チークス 06Natural Beigeとジルスチュアート レイヤーフラッシュ コンパクト06 old roseがこの秋の新顔として仲間入りしています。
今回ご紹介したメイクアイテムはすべて今年の新色で、ほとんどが2013年8月に発売となる秋の新色です。ウェブで、店頭でチェックされてみてください。私のと全く同じでなくても、その前後の品番にお似合いになるカラーがきっとあると思います。
