第10話:クリアケースのいちばん下:棒もの&アイライン
メイクの時間短縮には、化粧品がすぐに使えるクリアケース収納がおすすめです。とは前回のお話。とはいえ、ケースのどこに何を入れるかも時短にはとても重要。ルールを設けて収納しないと「あれ?あれ?」と探すことになってしまいます。私のルールをご紹介しますので参考になさってくださいませね。ちなみに私は内寸23.5×16.3センチの無印良品 クリアケースを6段使っています。
クリアケースはいちばん下から引き出すのが使いやすいようです。開けた引き出しはそのままにして順次上の引き出しへとあがっていけば、かなりの効率アップ。私はベースメイクを済ませたあと、まずは眉&アイライン(ときどきむだ毛のお手入れ)に取りかかるので、いちばん下にこれらを入れています。
眉は最初に、マスカラのようなスクリューブラシで毛流れを整えます。このブラシの反対側は斜めにカットされた眉ブラシになっていて、これでアイブロウパウダー(フタを開いて収納しておく)を取り、眉毛の〝穴〟に置いていきます。眉がしらにいきなり置いてしまうとヘンな顔になりがちなので、眉がしらから3分の1あたりの眉の下側から置きましょう。ここはある程度しっかり色をつけた方がきれいに仕上がる〝眉のキモ〟なのでね。その後眉マスカラで全体を軽くなぞって完成。ここまでたぶん1分か、丁寧にやっても2分くらいだと思います。
この引き出しにはアイラインが3本ほど入っています。その日の服装や予定に合わせて、目をくっきりさせたい時は黒のアイラインを。でもリキッドだと強すぎるので、ペンシルタイプにしています。もうすこしやわらかな印象でいたい日はブラウンのアイラインです。ブラウンでもぼやけないようにリキッドタイプを選びます。もう一本は、ひとつでアイラインにもアイシャドウにもなってしまうマルチな棒コスメです。先がスポンジチップになっていて、立てて使えばアイライナーに、横に寝かせればアイシャドウになって、時間がない日や近所のお出掛けに役立ちます。
ほかに〝毛モノ〟もこの段に収納。電動うぶ毛剃り、眉ハサミ、毛抜きの類です。それぞれキャップを外したりケースから取り出しておくと、なお時間短縮できると思います。 今回は最下段に収納しているコスメをざざっとご紹介しましたが、メイクは世につれ、人につれ。収納する選抜コスメは常に変化しているので、またその都度ご紹介いたしますね。
おすすめコスメ一方がスクリューブラシ、反対側が斜め眉ブラシになっているのはKOBACOの限定セットに入っていたもの。定番ではありませんが、シーズンコフレに入っていることがあるので、チェックなさってみてください。
アイブローパウダーはルナソル ブラウスタイリングコンパクト BR03。4色がセットされていて、その日の加減で濃淡を調整できます。フタがしっかり開ききってフラットになるので、クリアケースにすっきり収まります。
眉マスカラはプチプライスな、ビューティーエレメンツ アイブロウマスカラ 01 ナチュラルブラウンです。2013年現在は、もともと生えている毛流れを生かして、あまり変わった色をつけない自然な眉がすてきなので、自眉に近い自然な発色のこの眉マスカラを使っています。
ブラウンのペンシルアイライナーはコスメデコルテ AQMW ラスティング ジェル ライナーBK 001。リキッドをペンシルの形状に固めた、スルスルと描きやすいタイプです。黒色ライナーは目力が強くなりすぎるのですが、これにはスポンジチップが内蔵されているのでほどよくボカすことができます。
ブラウンのリキッドライナーはポール&ジョー リキッド アイライナー 02。2013秋の新製品(8月発売)です。ブラウンのやさしさとリキッドのきりり感が同居した、メイクも服装も選ばない便利な一本。不器用な私でも失敗しない、珍しいリキッドなんです。
そして、アイライン兼アイシャドウとなるのが、メイクマニア データ グラデーションチップ シャドウ ブロンズブラウン。キャップを取ってつけて伸ばして、10秒でアイメイク完了。忙しいときはこのまま家を出て、お出掛け先に着いたらゆっくりマスカラ塗ったりもします。ウラワザ。
電動うぶ毛剃りはbi-hada、眉ハサミはサマサマーナ、毛抜きはツイーザーマンです。