第4話:クレンジング変えで見違える
昔はオイルクレンジングの後、石鹸でしっかり泡洗顔し、角質を取るローションで拭き取りまでしていた私。さらに週に一度ゴマージュで毛穴の大掃除も。そのあと保湿力の高いコスメでお手入れするのですが、どうにも乾燥が止まりません。濃厚な美容液やお高いクリーム、オイルなんかも試しましたがダメ。数時間でカッピカピに乾いてしまうのです。
そんなある日、W洗顔不要のクレンジングが登場し始めます。クレンジングをした後の泡洗顔をしなくてOKというのですが、最初は「ほんとに落ちるの?」と疑心暗鬼。でもでも、使ってびっくり! メイクがきちんと落ち、洗い上がりはしっとり。使い続けても毛穴に汚れが詰まったりせず、むしろ肌の調子がどんどん良くなる。数ヶ月後にはあれほどすぐ乾いてしまった肌が、オールインワンタイプのスキンケアひとつで一日中しっとりするように。まさに目からウロコ、でした。絶望的に乾燥肌だと思っていた私の肌は、単なる洗い過ぎだったのです!
それからはW洗顔不要のクレンジングをいろいろテスト。その結果、「これぞ!」というクレンジングが見つかりました。特に乾燥して血行も悪くなる冬はクレンジングミルクがよいと思います。まるで保湿乳液のような感触で肌をうるおしながら、汚れだけが落とせるので。
おすすめその①は、パラドゥ スキンケアクレンジング(120g 1,260円)。なんと89%が保湿成分という、うるおいリッチなクレンジングミルクです。なのにとてもお手頃で、しかも全国のセブンイレブンで購入できます。<アクアカプセル処方>という新技術で、こすらなくてもメイクを浮き上がらせることができます。洗い流すとさっとナノ化して、すばやく肌から離れてすっきり。さすがにウォータープルーフのマスカラは落ちませんが、通常のメイクならきちんと落ちます。最後にヒアルロン酸NaやMCキトサンが保護膜になって、洗い立ての肌を守ります。(某高級コスメの系列ブランドなので、かなり近い成分や技術が使われているとの噂も)。何よりお安いのでたっぷり使えて、その結果こすらなくてすむのが大きなメリットです。無着色・アルコールフリーで、ベルガモットなどシトラスをベースにした天然精油の香りです。
おすすめ②は、ケサランパサラン クレンジングミルク(200g 3,150円)です。こちらもこすらずにメイク汚れが落ちるように、<潤いゲル構造>を採用。しっとりと潤いながらクレンジングできるのはもちろんのこと、すっきり感まで得られるように工夫されています。確かに洗い流したあとはすっきり&さっぱり。さらに泡洗顔したくなるようなヌメリは全くありません。こちらも潤いヴェールが形成されて、うるおい感のある洗い上がりです。天然ダマスクローズエッセンシャルオイル配合で、ほのかなバラの香りがします。まつげエクステンションをつけていても安心して使えるそうです。
ちなみにどちらもポンプ式のボトルです。だからワンプッシュでクレンジングが出るし、最後まで清潔。よくあるフタつきのジャータイプだと、結局手ですくうことになって不衛生だし面倒なので。汗ばむ季節でしたら、クレンジング後に拭き取り化粧水など使うのも爽やかでよいのですが、冬は乾燥と血行不良で肌の表面に小さな傷がつきがち。だからなるべく拭き取る行為はお休みを。ここはひとつ、包帯で包み込むようなイメージでたっぷりのクレンジングミルクを肌に乗せ、やさしくなじませてからそっと洗い流しましょう。どうしてももっとさっぱりしたいなら、浴槽に浸かりながらお風呂のお湯を顔にやさしくかけてみて。お湯は肌を傷めることなく、寄り添うように形を変えながらマッサージしてくれます。数回かけるうちに毛穴など細かい部分もさらにすすげるので、すっきり感が増すと思います。もちろんやり過ぎると高級クリームより貴重で効果的な自前のうるおいが失われてしまうので、ほんの数回にしておきましょう。・・・